技術や経験がまだ積めていない、若い女の子が高収入を得られる手段として、多くの人が思いつくのは「性産業」への挑戦でしょう。
多くの場合は、AV女優か風俗嬢か……の二択となります。
どちらでも一緒、なんて考えてしまうかもしれませんが、この2つの職業は実際にはまったく違うものです。
ではAV女優さんと風俗嬢さん、どちらを選ぶべきか……となると、それぞれにメリットとデメリットがありますので、なかなか選びにくいのも事実。
そこで今回はAV女優と風俗嬢、それぞれのメリットとデメリットを比較してみます！
収入面で見るAV女優さんと風俗嬢さんのメリットとデメリットは？
まずは誰もが気になる、収入の面からAV女優さんと風俗嬢さんのメリットとデメリットを比較していきましょう。
①AV女優さんは人によって収入面が大きく異なる
AV女優さんになる人は多いですが、その収入はまさにピンからキリまで、と人によって大きな差があります。
メーカー専属の単体女優になれば、基本的にAVは毎月1本の撮影で出演料は数十万円、人によっては100万円を超える場合も。
さらにイベントや新聞・雑誌などメディアへ出演する機会も多くなり、そちらの出演料も収入に加味されます。
人気キカタン女優の場合は、出演料は単体女優より低めですが、出演本数が多ければ単体女優よりも稼げちゃうんです。
AV女優さんの大多数を占める企画女優も、出演本数が多くなれば収入は増えますが、キカタン女優、企画女優はAVに出演できなければ当然、収入は少なくなります。
人によっては、AV女優さんでの収入よりもアルバイトで得た収入のほうが多い、なんてことにもなりかねません。
高収入を目指してAV業界に飛び込んできたとしたら、それでは本末転倒ですよね。
AV女優さんは当たれば超高収入、ダメなら低収入と、非常に幅がある職業と言えます。
②風俗嬢は比較的安定して収入が得られる
AV女優と比べると、風俗嬢は比較的収入面では安定しています。
ただしこちらも収入は所属するお店のランクに左右され、さらに1日に相手するお客さんの数にも影響を受けます。
一般的にデリヘルの場合、給料は「高級店＝日給10万円以上」「一般店＝日給5万円以上」「大衆店＝日給2万円以上」であるケースが多いとのこと。
もちろん、お客さんの相手を多くこなせばこれ以上に稼げますし、出勤日数が多ければ大衆店でも月になかなかの稼ぎになるのがわかりますね。
しかも高級店の人気嬢ともなれば、トップAV女優と同等かそれ以上の収入を得ているケースも考えられます。
これらの理由から、比較的風俗嬢は収入に関しては安定していると言われているのですが、風俗嬢の収入は景気など、社会情勢の影響を受けやすい一面もあります。
不景気になって風俗遊びをする男性が減れば、もちろんそれに合わせて風俗嬢の収入も減少します。
特に昨今は新型コロナウイルスの影響で風俗遊びを控える男性が増え、出勤しても日給1万円に届かない風俗嬢も多くなっている、なんて話も……。
ちょっと悩んでしまうところですよね。
③風俗嬢の場合はお店によっては雇用保険や厚生年金に加入できる
AV女優は、基本的には雇用保険や厚生年金などの社会保険に加入はできません。
プロダクションとAV女優はあくまでも業務委託契約を結んでいて、AV女優は個人事業主の扱いになるためです。
そもそも社会保険に加入すると、労基法の適用を受けて週の労働時間が制限されてしまいますので、売れっ子AV女優にとっては個人事業主として働いたほうが収入が多くなる、との理由もあります。
もちろん社会保険に加入できなくても、国民健康保険や国民年金などは支払わなければならないのは覚えておいてくださいね。
一方、風俗嬢の場合はお店によっては社会保険に加入できるかもしれません。
雇用保険に加入していれば、なにかのときにお仕事がなくなったとしてもしばらくは安心ですし、厚生年金に加入すれば将来受け取れる年金の額は多くなるので、社会保険に加入できるのであれば加入しておいたほうがメリットが大きいでしょう。
ただしすべての風俗店で社会保険に加入できるわけではなく、AV女優とプロダクションの場合と同じく、風俗嬢は風俗店とは業務委託契約の個人事業主、というケースも。
社会保険に加入したいのであれば、雇用形態をしっかり調べて所属するお店を選ぶ必要があります。
収入面以外ではAV女優と風俗嬢にはそれぞれどんなメリットデメリットがある？
収入面では「当たれば大きいAV女優」「比較的堅実な風俗嬢」との違いがありました。
ではその他の部分で、AV女優と風俗嬢にはそれぞれどんなメリットデメリットがあるのかを見ていきましょう。
①性病に感染する危険は圧倒的にAV女優が少ない
性産業に関わる人間としては、どうしても「性病に感染しないか」は大きな問題ですよね。
この点に関しては、AV女優のほうが圧倒的に安心できます。
特に近年ではAV女優・男優は毎月1回性病検査を義務付けられているので、より性病の危険は少なくなっていると言えるでしょう。
一方、風俗嬢は不特定多数の男性を相手にする職業です。
さらに風俗で遊ぶ男性は、当然性病検査を受けてから来店はしてくれませんので、性病に感染しているのに気付いていないケースも多くなります。
特に海外からの観光客が日本の風俗で遊んでいく場合も多く、その結果として風俗嬢に梅毒などの感染が増えたのでは？なんて言われてもいます。
風俗嬢の性病リスクは、非常に高いと言わざるを得ませんね。
②家族や知人に仕事がバレる可能性はAV女優のほうが高い
AV女優さんは、ただAVに出演するだけの仕事ではありません。
黙っていてもAVが売れた時代ならばともかく、現在ではAV女優さんも積極的にメディアやSNSを活用して知名度を上げなければならない時代となっています。
知名度を上げるためにメディアへの露出を増やせば、当然AV出演が家族や知人にバレる可能性も高くなってしまいます。
その点、風俗嬢はあまりメディアへ露出する必要はありません。
あったとしても風俗情報誌とインターネットの風俗情報サイト程度で、しかも顔を出さなくても問題ない、という業界です。
そのため家族や知人に風俗で働いていることがバレる可能性は、非常に低いと言えますね。
③AV女優は売れれば引退後の人生にも名前が使える
AV女優として人気を得れば、引退後も芸能活動や文筆活動、エステやアパレルのプロデュースなど、自分が得意とする分野でAV女優さん時の名前を使って活躍ができます。
また風俗やキャバクラなどの水商売で働く場合も「元AV女優」の肩書は、非常に有効に働くんです。
その点で考えると、風俗嬢さんは引退後にその名前を有効に使える範囲は限られている、と言えます。
元風俗嬢さんとして活躍しているのは、ライターや作家など文筆業でチラホラ見られる程度で、あまり多くはありません。
もちろんAV女優さんも風俗嬢さんも、引退後は一般の家庭で生活している女性がほとんどでしょうが、もし「引退後にはこんな活動をしてみたい！」との夢がある場合は、AV女優のほうが肩書を有効に活かせる、と言えるでしょう。
まとめ
AV女優さんと風俗嬢さん、どちらにもそれぞれメリットとデメリットがあります。
人によって事情も違えば周囲の環境も違いますので、一概にどちらが良いか、なんてことは言えません。
結局のところは、自分自身で考えて、どちらで働くかを選ぶしかないわけです。
自分の進路を選ぶときは、メリットだけでなくしっかりデメリットも理解して、より自分に合ったほうを選ぶようにしてください。
そのときはぜひ、この記事を参考にしてくださいね！
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