今だからこそ知っておきたい!過去にあったAV女優さんと悪徳プロダクションとのトラブル例とは?

AV業界が、それまであった不透明な点や問題点などを是正し、AV女優さんが安心して働けるような環境を作ろうと動き始めたのが2016年頃の話。

AV人権倫理機構の設立や、日本プロダクション協会などの団体が機能するようになった現在では、AV女優さんがお仕事するうえでのトラブルなどは、聞くこともほとんどなくなってきました。

それだけAV業界の浄化は進んできた、と言えますが、だからと言ってAV業界が完全に安全になった、というわけではありません。

プロダクションやメーカーが、すべてこういった団体に加盟しているわけではないので、場合によってはAV女優さんを目指す女の子がトラブルに巻き込まれる可能性も否定できないんです。

逆にAV業界の浄化が進み、あまりトラブルなどが表立って聞かれなくなってきた最近だからこそ、AV女優さんや、特に新しくAVデビューを目指す女の子は「選んではいけないプロダクション」について、改めて知っておく必要がある、とも言えるわけですね。

そこで今回は、過去にあったAV女優さんと悪徳プロダクションのトラブル例について、ご紹介していきます。

もしAVデビューを目指すのであれば、しっかり所属するプロダクションを選ばないとこんなトラブルに巻き込まれるかもしれない、ということを知っておきましょう。

契約書や出演料の配分についての説明がないプロダクションは危険

現在ではAV女優さんがプロダクションに所属する場合、契約書を交わしたり出演料の配分についての説明があったりなど、法的に問題が起きない形を取られています。

しかし以前は、プロダクションに所属することになっても口約束だけで契約書が存在しなかったり、その他にも出演料の配分も含めてお仕事に関する説明がなかったりなど、女の子にとって不利な状況でAV出演するケースも見られました。

契約書が存在しないということは、どんなことが起こっても法的に守ってはもらえず、プロダクションの言いなり状態にならざるを得ないのと同じレベルの話になります。

NGプレイを設定していたとしても、それを守ってもらえるとは限りませんし、出演料などもプロダクションの取り分が8割とかで、AV女優さん本人はそもそもメーカーからいくらもらっているのかすら知らず、言われるままに出演料を搾取されていた場合も。

そういった状況にうんざりして、プロダクションを辞めたいと申し出ても、法外な違約金の支払いを求められて辞められない、なんて状況になってしまうこともあったんです。

まさにAV女優さんを、自分たちが稼ぐための道具、商品としてしか見ていないとしか言えません。

もしプロダクションに所属することになったときに、契約書がなかったり出演料の配分についての説明など、質問したことにはっきり答えてくれなかったりする場合は、かなり怪しいプロダクションです。

こういったプロダクションと契約するのは、避けたほうが無難でしょう。

違法な仕事でも騙されて出演させられるケースがある

かつてAV業界では、人気のあるAV女優さんが海外の無修正作品に出演する、ということが頻繁におこなわれていました。

日本では無修正AVは、当然販売できません。

しかし海外の無修正動画サイトは、その運営に必要な「配信用サーバー」が海外に設置されているため、日本の条例などには抵触しない、という理屈で日本から購入しても問題はない、とされていたのです。

当然、AV女優さんがそういった無修正作品に出演することも問題はない、とされていたわけですね。

しかし2017年に、こういった海外無修正作品に出演していたAV女優さんやAV男優さん、プロダクションの社長などが逮捕されたのです。

海外無修正作品への出演そのものが逮捕の原因となったわけではなく、その作品の制作を日本国内でおこなっていたことや、無修正作品配信の幇助をしたことを指摘されての逮捕で、実際には逮捕された人々は全員、後日不起訴となっています。

しかしこの逮捕が日本のAV業界に与えた衝撃は大きく、それまで頻繁におこなわれていたAV女優さんの海外無修正作品への出演は、その時期からパッタリと見られなくなりました。

それまでの時期に海外無修正作品に出演していたAV女優さんやAV男優さん、さらにプロダクションのスタッフは「出演しても問題ない」との意識で出演していたことを考えると、仕方がない部分があるとも言えます。

海外無修正作品への出演もお仕事のひとつ、日本のAVに出演しているのと変わらない、という考え方だったわけですからね。

逮捕される可能性がある、と判明したのですから、出演を止めるのは当然と言えるでしょう。

ただし問題なのは、それ以降も海外無修正作品へ日本のAV女優さんが出演している形跡がある場合です。

プロダクションから「出演しても問題ない」と言われている可能性や、海外無修正作品であることを知らされずに出演している可能性もゼロとは言えないでしょう。

日本では「違法」扱いされる作品への出演を勧めるのは、問題だとしか言えません。

もちろん本人が逮捕の可能性を覚悟して出演している可能性もありますが……。

また海外無修正作品へ出演すると、たとえAV業界を引退しても無修正動画が永遠にネット上に残り続けることも、大きなリスクと言えます。

一般社会で生活していくうえで、無修正作品への出演の過去は大きな障害になるかもしれません。

そういった意味でも、現在でも海外無修正作品への出演を勧めているプロダクションがあるとしたら、大きな問題だと言えるでしょう。

悪徳プロダクションに所属しないためにできることをするべし!

こういったトラブルに巻き込まれないようにするため、AV女優さんにできるのは、まず「悪徳プロダクションに所属しない」ことです。

たとえば、所属しようとしているプロダクションのホームページを実際に確認したり、所属しているAV女優さんの情報を確認したりすることは、そのプロダクションが健全な活動をしているかどうかのヒントになります。

人気AV女優さんがたくさん所属しているようなプロダクションであれば信頼度は高くなりますし、もし所属するAV女優さんが少なかったとしても、それぞれの出演作品などがしっかりしているようならちゃんと活動しているプロダクションと言えるでしょう。

またインターネット上で、プロダクションの評判について調べてみるのもひとつの手です。

実際に契約するときには、契約書の内容をしっかり読んで、納得できない部分や疑問があったら契約せずに、きっちりと納得できるまで修正してもらうべきです。

契約書は内容も難しいですし、字も小さくて読むのも面倒かもしれませんが、そこで適当にサインしてしまうと、思わぬ落とし穴にハマる可能性があります。

どれだけ時間がかかっても、ちゃんとすべてに納得できてから契約書へサインしましょう。

まとめ

AV女優さんとして活躍するためには、自分ひとりの努力では限界があります。

そこで頼りになるのが、一緒にAV業界で頑張っていってくれるプロダクションの存在です。

でもプロダクション選びに失敗してしまうと、AV業界で活躍するどころか、一生消えないようなキズを抱えてしまうかもしれません。

佐々木

「どんなプロダクションでも安心でしょ?」なんて考えていると、うっかり悪徳プロダクションと契約してしまう可能性もあります。

AV業界が健全化してきている現在、女の子の警戒心が緩みがちだからこそ、改めて気をつけなければならないんです。

プロダクション選びには、慎重になってなりすぎる、ということはありませんので、しっかりと自分で調べ、自分にピッタリなプロダクションを選ぶようにしましょう!