プロダクションに所属が決まり、AV女優として活動することになったとき、重要な存在となるのが担当マネージャーです。
マネージャーと聞くと、俳優やお笑い芸人が活躍するような芸能界を思い浮かべるかもしれません。
そういう意味では、AV女優もAVの収録に参加したり、さまざまなイベントに出演したりと、芸能人の活動とほぼ同じ仕事をしているわけですから、当然マネージャーの存在が大事になるわけです。
AV女優が安心して活動するために必要不可欠なマネージャーですが、では実際、具体的にどのような仕事をしているのか、となると「はっきりとしたことはわからない」なんて人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、AV女優にとって縁の下の力持ち的な存在である、マネージャーのお仕事について紹介します。
一件でも多くの撮影をゲットできるようにマネージャーは女優の売り込みを欠かさない
AV女優がプロダクションに所属する、その最大のメリットと言えるのはAVメーカーへの営業活動、売り込みをおこなってくれる点でしょう。
特に売れっ子になってからはメーカーから出演オファーが来るようになりますが、デビューしたての頃は自分から積極的にメーカーに対し名前を売り込んでいかなければなりません。
その点、もともとさまざまなAVメーカーと面識があるプロダクションに所属していれば、メーカーに対する売り込みは安心して任せられるわけですね。
マネージャーの仕事①メーカー面接への同行
メーカー面接とは、マネージャーがAV女優を同行させてさまざまなAVメーカーをめぐり、プロデューサーやキャスティング担当者と会って女優を売り込む営業活動です。
メーカーの人間は、女優のルックスやスタイルはもちろん、トーク力やキャラクターなどの厳しくチェックしています。
ここで上手くいけば、メーカー専属の単体女優としてデビューできる可能性も高くなるのです。
マネージャーは自分から女の子を売り込むだけでなく、トークの際に手助けしてくれたり、うまく話を誘導して女の子の個性やかわいい部分がしっかりアピールできるようにしてくれたりします。
特にデビューしたての頃は、メーカー面接で何を話せば良いのかもわからないでしょうから、マネージャーの存在は非常にありがたいでしょう。
マネージャーの仕事②仕事のスケジュール管理、仕事現場へ同行
基本的にAV女優への仕事は、まずマネージャーへと連絡が来ます。
そこでマネージャーは女優のスケジュールの空きを確認し、問題なければ仕事を入れるわけです。
そのためマネージャーは「どの女優がいつ、どこで、どのような仕事をするか」を把握しておかなければなりません。
決まったスケジュールは女優へ伝えられるわけですが、それでマネージャーの仕事が終わるわけではありません。
仕事の前日になったら女優に連絡して翌日のことを確認し、朝早い仕事だったら起こすために電話をしたり家に迎えに行ったり。
女優が仕事に遅れないように、さまざまな手を打つのです。
ベテラン女優になると仕事の現場にはひとりで向かうこともありますが、新人女優などはマネージャーも現場に同行することもあります。
現場でも休む間もなく、同席しているメーカーの人には他の女優の営業活動をしたり、途中で別現場の仕事が終わった女優を迎えに行ったり。
特にAVプロダクションは社員数も少なく、ひとりのマネージャーが何人もの女優を担当している場合が多いため、さまざまな女優のスケジュールをパズルのように組み合わせて一日中動き回っている、そんなマネージャーが多いのです。
マネージャーの仕事は女優のプライベートやメンタルケアに関わるものまで多種多様
AV女優のマネージャーの仕事は、女優の仕事に関するものばかりではありません。
可能な限り女優が快適に仕事ができるような環境を整える、そのためにプライベートに関わる相談や、メンタルをケアするようなフォローもマネージャーの仕事のひとつとなっています。
マネージャーの仕事③女優のプライベートについての相談を受ける
AV女優とマネージャーは、基本的に長い期間行動を共にする場合が多いので、自然と信頼関係で結ばれるようになります。
そのため引越し先の相談や彼氏との悩み、お金に関する悩みなど、仕事にまったく関係ないようなプライベートな相談も受けることも。
基本的にマネージャーは、どのようなプライベートな相談でも親身になって答えてくれます。
プライベートの悩みが女優としての仕事に影響することを避けたい、という気持ちもありますが、長く一緒に仕事をしている仲間として相談に乗ってあげたい、と考えるマネージャーが多いのです。
マネージャーの仕事④仕事の悩みや愚痴などを聞いてフォローする
AV女優は人気商売であり、人気の有無が仕事の量に直結する仕事です。
そのため「仕事がうまくいっていない」と感じてしまい、思い悩んでしまう女優もいます。
また肉体的にも精神的にもハードな仕事ですから、疲れがたまりやすいこともあってさまざまな悩みや愚痴が女優からマネージャーへと相談されることが多いのです。
メンタル的に弱ってしまうと、仕事に対するパフォーマンスも低下してしまうもの。
撮影に関する不満があれば、それを次回以降の現場では起こらないようにする、弱気になっている女優がいたら、励まして勇気付けるなど、少しでも女優が現場で楽しく仕事ができるようにフォローするのも、マネージャーの大切な仕事となっているのですね。
ときには深夜、寝ているときに女優から電話がかかってくることもあるそうで、どんなときでも対応できるように携帯電話は手放せないとのこと。
まとめ
AV女優にとってマネージャーは、仕事でもプライベートでも頼りになるパートナー的な存在です。
特にAVプロダクションは芸能プロダクションと違って社員数が少なく、社長や専務クラスでもマネージャーとして現場に出て、女優のフォローやメーカーに対する営業活動をすることがほとんど。
それだけに所属する女優やマネージャーなど、プロダクション全員が仲が良いアットホームな雰囲気のプロダクションも数多くあります。
ただし女優とマネージャーの関係は、ある程度きっちりと線が引かれているのも確かな事実。
たとえば女優の撮影現場にマネージャーが同行しても、撮影中はマネージャーは別室で控えていることがほとんどです。
これは長い時間一緒に過ごす女優に対して、裸やセックスシーンを見ることでマネージャーが特別な感情を抱いてしまわないようにする配慮のため。
そんなビジネスライクな姿勢を貫く一方で、撮影現場でトラブルがあったらプロダクションとしてしっかりメーカーと話し合い、女優の仕事が両親や兄弟にバレてしまう「家族バレ」の場合、女優から希望されれば実家まで同行して説明するような義理堅い一面もあります。
とにかくプロダクションやマネージャーにとって、一番大事なことは女優をしっかりマネージメントして仕事を増やし、そのうえで女優が負担や不安を感じないように十分なケアをすること。
もし「どのプロダクションの面接を受けようか迷っている」という女の子は、いろいろなAV女優のSNSをチェックしてみてください。
楽しそうに仕事をしていて、さらにプライベートも充実している様子が見られるAV女優は、そういった所属女優に対するケアなどをしっかりとおこなっているプロダクションである可能性が高いです。
プロダクション選びの参考になるのではないでしょうか。