AV女優さんはさまざまな男性とセックスをするお仕事です。
そこで心配になるのが、性病に感染してしまう可能性がないのか、という部分ですね。
特に撮影の本数を毎月大量にこなすようなキカタン女優や企画女優の場合は、セックスする男性の数も当然増えるわけですから、より一層不安になって不思議ではありません。
もちろんAV女優さんやAV男優さんの身体に危険がないように、AV業界としても性病対策には力を入れています。
では実際に、AV業界ではどのような性病対策が実施されているのか、紹介します。
AV業界では女優も男優も定期的な性病検査を受けている
淋病やクラミジア、ヘルペス、尖圭コンジローマに梅毒、HIVなど、セックスで感染する性病にはさまざまなものがあります。
これらの性病のやっかいな部分は、万が一感染したとしてもはっきりとした症状が出ない可能性もある点です。
たとえば淋病は、男性が感染した場合はおしっこのときに尿道に激痛が走ったり、ドロッとした膿が出るなど、比較的感染がわかりやすい症状がでます。
しかし女性が淋病に感染すると、おりものが増えたり色が濃くなったり、といった症状が出るのですが、激しい痛みなどのわかりやすい症状はほとんど出ないため、本人も感染に気付かない場合も多いのです。
さらに男女ともに感染しても無症状なことも多いクラミジア、感染してから潜伏期間が長く、症状が出てもしばらくすると消えてしまって無症状になる梅毒など、感染に気付くまでにさまざまな相手とセックスしてしまう可能性がある性病も多く存在しています。
これらの性病に感染したかどうかを知るには、とにかく検査を受けるしかないのが実情です。
そのため、AV業界では男優、女優ともに月に一度の性病検査の受診が求められています。
検査を受けた結果、出演者のなかにひとりでも性病の感染が判明した場合は、撮影自体が中止されるのです。
AVの出演者、特に男優は女優に比べて人数が少ないため、さまざまなメーカーの作品に出演しています。
もし男優が性病に感染していて、撮影で女優に感染させてしまった場合、感染させられた女優がさらに他の男優に感染させ、その男優がさらに他の女優に……という感じで、AV業界全体に性病が拡がっていってしまいます。
たとえ撮影が中止になって、スタジオ代やスタッフの人件費など、金銭的な損害が出るとしても、業界に性病を拡げるのを防ぐのがAV業界の暗黙のルール、と言えるのです。
撮影現場では、現場に入った男優と女優がお互いに性病検査の結果を見せあう、といったこともおこなわれています。
さらにAVのなかには大人数の汁男優や、メーカーの男優募集に応募してきた素人男性が出演する作品もありますが、そういった場合も出演する男性はプロ、素人関係なく、必ず性病検査を受けてから撮影されています。
少々おおげさなように感じるかもしれませんが、AV業界内に性病を拡げないため、そして出演者がお互い安心して撮影に専念できるようにするためにも、性病検査は大切なことなのです。
性病の蔓延を防ぐように努力しているAV業界でも感染する可能性はゼロではない
AV業界では可能な限り性病の蔓延を防ぐように、一丸となって努力はしていますが、それでも性病に感染する可能性はゼロではありません。
性病検査は月に一度ですから、その性病検査と性病検査の間に感染すれば、そのまま撮影はおこなわれて共演者に感染させてしまうことは考えられます。
そのためAV男優さんのなかには、月に一度ではなく週に一度は性病検査を受ける、という人もいますが、それでも万全とは言えません。
AV男優さんはAV女優さんに比べて人数が少ないため、ほとんど毎日のようにさまざまなメーカーのAVに出演しています。
そういった状況を考えると、たとえ週に一度は性病検査を受けていたとしても、その合間に性病に感染して拡げてしまう可能性は決してゼロにはできないわけですね。
また週に一度の性病検査を受けられるような人は、男優さんのなかでもごく一握りです。
AV撮影のための性病検査は、検査項目も多くなるため安くとも1万円以上と、比較的高額になってしまいます。
この検査費は女優の場合はプロダクションが出してくれることがほとんどですが、男優はプロダクションに所属していない場合も多いため、自腹になります。
ある程度の出演料と出演本数を確保している一部の「稼げる人気男優」以外の、出演料も安くて出演本数も少ない男優にとって、月に一度ならばともかく週に一度の検査費の負担は大きすぎるのです。
性病感染が判明すれば仕事を失うことになるわけですから、男優のなかには「素人女性とはセックスしない」「風俗には行かない」と心に決めて男優活動をしている人がいる、というのも納得がいく話ですね。
今までは「男優から女優への感染」をメインに話してきましたが、もちろんその逆の「女優から男優への感染」パターンも考えられます。
特にAV女優さんと並行して風俗で働いている場合などは、不特定多数の男性と性的な接触をするわけですから、性病に感染する可能性は非常に高くなるのは想像できるでしょう。
AVの出演料だけでは生活ができない企画女優が風俗で働いているパターンもありますし、その逆に風俗で働いていた女性がAV女優さんになるパターンもあります。
新型コロナウイルスの流行で風俗業界が不景気になった結果、風俗からAV業界に流れてきた女性も多くなった、とも言われています。
こういった場合、完全にAV女優さんだけで活動するのではなく、AVと風俗を兼業する場合も多いので、AV業界に性病が拡がっていく原因となってしまいかねないわけですね。
「風俗では本番セックスをするわけではないから、性病に感染しにくいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、それは正しい感覚ではありません。
本番セックスをしなくても、粘膜同士が接触する機会があれば、そこから性病に感染する可能性はあります。
たとえば性器同士を擦り合わせる「素股プレイ」でも感染しますし、口で性器を愛撫する「フェラチオ」「クンニ」などでも性病に感染します。
性病のなかには、性器ではなく喉に感染するものもあるためですね。
男性がプレイの最初から最期までコンドームを装着しているなら、性病に感染する可能性は低くなりますが、風俗に遊びに来てずっとコンドームを装着してくれるような男性は、残念ながら多いとは言えません。
AVと風俗の兼業を考えている女性は、性病に対してよりいっそう気を遣わなければならないのです。
まとめ
AV業界では、できる限りの性病対策を実施しているのは事実ですが、性病に感染する可能性をゼロにはできません。
実際にAVと風俗の兼業をする女性が増えるにしたがって、クラミジアなどの「感染力が高くて症状が出にくい性病」に感染する女優や男優が増えてきている、とも言われています。
また実際に、2018年にはAV女優さんがHIVに感染しており、そのまま何件か撮影がおこなわれた、という問題も起きています。
このときは共演した他のAV男優さんやAV女優さんへの感染は確認されず、AV業界にHIVが拡がるような事態にはなりませんでしたが、一歩間違えれば大きな問題となっていてもおかしくない話です。
AV女優さんとして活動するならば、性病対策を他人に任せるばかりではなく、体調に異変を感じたらすぐにプロダクションに相談して検査を受けるなど、自分の身体は自分で守ることを考えて行動するようにするべきですよ!
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