AVのパッケージには、男性の興奮をかき立てるような過激なキャッチフレーズが踊っています。
「生中出し」なんて生易しい部類で、なかには「大量潮吹き」など、見る人を選ぶけれども好きな人は大好きなジャンルの文言がデカデカと掲載されていますよね。
そういった種類のハードなパッケージを眺めていて「こういうプレイができないと、AV女優として活躍できないのか……」と、不安になってしまう女の子も多いのではないでしょうか。
AV女優は「NGプレイ」を設定できるので、自分にとって無理なプレイはしなくてももちろん大丈夫ですが、過激なプレイができるかできないかで出演本数や出演料などの部分に差が出てくるのも事実ではあります。
特にAV女優として長期間活動したいのであれば、さまざまなジャンルのAVに出演できないと、ファンから「もう飽きた」なんて言われてしまうことも。
だからと言って、やりたくないプレイを我慢してやる必要は、実はありません。
AV業界には、あたかも「本当にそのプレイをやっている」ように見せる「疑似プレイ」というテクニックが存在しているためです。
それでは今回は、AV業界でおこなわれている「疑似プレイ」について、紹介します。
中出しザーメンも潮もニセモノ?さまざまな疑似プレイのテクニック
実際にAVの撮影で「疑似プレイ」がおこなわれるシチュエーションには、さまざまなものがあります。
それらのシチュエーションを、ひとつずつ紹介していきましょう。
○中出しやブッカケAVに使われる「疑似ザーメン」
「生中出しは男の夢」なんて言われるほど、中出しが好きな男性は大勢います。
そのためAVでも「中出し」ジャンルは大人気。
さらに複数の男優が、キレイな女優の顔や身体へ次々にザーメンを発射する「ブッカケ」も、ファンが多いジャンルですね。
しかし中出しは、女優がピルを飲むなどで対策はしているとは言っても妊娠の心配もありますし、そもそもコンドームを使用しないため性病対策もできません。
ブッカケも、ザーメンを大量に良い感じに女優に向けて発射するのは、どんなに男優を数多く用意してもうまくいかない場合もあります。
そんなときに使われるのが「疑似ザーメン」です。
作り方はメーカーや作るADによって違いますが、卵白やローションのようなドロッとした液体に練乳を混ぜてそれっぽく見せる場合が多いですね。
中出し作品の場合は、フィニッシュ前にカメラを止めて、スポイトなどであらかじめ女性器に疑似ザーメンを注入します。
そのまま男優が挿入し、カメラを回してから男優がイッたふりをして男性器を抜けば、注入されていた疑似ザーメンがドロッとあふれ出す……という仕組みです。
疑似ザーメンは身体に害のない素材で作られているので、女性器はもちろん、たとえ口に入れたとしても問題はありません。
○「生中出し」だけどコンドーム着用の場合も
中出しをする場合は、当然コンドームは付けずに「生挿入」である必要があります。
しかし疑似ザーメンを使っての中出しAV撮影では、生挿入しなければならない理由はありませんので、コンドームを着用して撮影ができます。
見ているファンにコンドームの着用がバレてしまってはAVが台無しになってしまいますが、モザイクがかかっているためにバレることはほぼありません。
さらに少しでもバレる可能性を下げるため、コンドームを着用したときに目立つ、根元部分のゴムが巻かれた太い部分を切り取る工夫がされることもあります。
○迫力のある大量潮吹きシーンを撮影したいときに使われる「疑似潮吹き」
「潮吹きは練習すればできるようになる」と言う女優もいますし「潮吹きAVを撮影するときは水分を多く摂取していっぱい吹けるようにする」と言う女優もいますので、疑似を使う必要性は前の2つに比べると低いかもしれません。
しかし潮吹きメインの作品の場合は、さすがにずっと潮吹きを続けるのは難しいですし、まるで噴水のように大量に潮が噴き出すようなシーンを撮影したい場合や、潮を飲むシーンなどでは、疑似潮吹きが使われることも。
これはカメラに映らないように女優の股間にチューブをセットして、そこからタイミングを合わせて水を噴出させる方法です。
これもモザイクをうまく活用した撮影方法と言えますね。
AV女優は撮影内容を説明されているのでレイプやドッキリAVも疑似プレイの一種!
かつては「撮影現場に行くまで、どんな内容の撮影なのか知らなかった」なんて場合も多かったのですが、現在ではどのAVメーカーもあらかじめ撮影内容を女優に説明し、内容について承諾を得てから撮影するようになっています。
そのため「なにも知らない女優がいきなり襲われてレイプされる」「隠れていた男優に突然ハメられた女優のリアクションを楽しむ」系のAVは、当然女優はなにが起こるか知っているわけですね。
それだけに、あたかも「なにも知らなかった!」という演技力が女優には必要になるわけです。
これらは先に紹介した「疑似ザーメン」などのような小道具を使うタイプとは違う種類の疑似プレイ、と言えます。
他のジャンルでは、素人女性ナンパAVや、女優が素人男性をナンパするAVも……これ以上言ってしまうとあまりにも無粋なのですが、当然ナンパされるのは本物の素人ではないわけですね。
そういった事情を逆手に取って、AV女優のなかには「このAVには、私のそっくりさんが出演しているから見てみてね!」とSNSでファンにオススメするなど、今までにないような宣伝をする人も。
もちろん、出演しているのはそっくりさんではなく本人なわけですが、女優本人もファンもあくまでも「そっくりさん」という設定でやり取りして楽しむのです。
出演しているのが本物の素人ではないことを残念がるファンも多いのですが、時代に合わせたAVの撮影方法、そしてAVの楽しみ方が生まれてきていると言えるでしょう。
まとめ
「疑似プレイ」と聞くと「ヤラセだ!」「ウソだ!」と文句を言う人もいますが、実際問題として女優も含めた出演者に負担がかからない、そして内容も知らずに撮影されて、精神的に傷付くようなことにならないように、AV業界として努力している結果、と言えます。
かつてはナンパAVでは本当に素人を出演させていましたし、ドッキリAVでは女優になにも告げずに撮影をしていましたが、現在はそれが許される時代ではなくなった、というわけですね。
もちろんリアルさを追求するメーカーや監督の場合は本物にこだわることもありますし、そういったメーカーのAVはガチファンから強く支持されてもいますので、疑似プレイをおこなうかどうかも時と場合によります。
ただし女優は無理にそういった「本物作品」に出演する必要はありません。
出演できる女の子は出演すれば良いし、NGな女の子は出演を断れば良いのです。
AV業界における疑似プレイとは、決してAVを見てくれるファンを騙そう、ウソをつこうという目的でおこなわれるものではなく、さまざまな制限などがあるなかでできるだけファンに楽しんでもらうための「演出」である、と言えます。
そのため、あまり出演者のほうから積極的に疑似プレイについて言及する必要はないのかもしれません。
AVは、見てくれたファンに夢を与えるものですから、出演者のほうからわざわざその夢を壊すこともないでしょう。
演出である疑似プレイを活用して、出演者も制作スタッフも力を合わせて、見てくれるファンが興奮してくれるようなAVを作るのが大切、と考えてください!
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