AV業界は、いまだにあまり良くないイメージを抱いている人たちが多い業界です。
特に誤解されがちなのが「違約金」の問題。
「騙されてAVデビューが決まって、やっぱり止めたいと申し出ると高額な違約金を請求される」
「AV撮影はキャンセルするとメーカーから違約金を請求されるから、どんなに体調が悪くても撮影に行かなければならない」
そんなふうに、まるでAV女優さんにはまったく自由がなく、ムリヤリ仕事をさせられているようなイメージをいまだに抱き続けている人たちもいます。
確かにAVデビューが決まれば、プロダクションはその女の子のためにさまざまな準備をおこなうわけですから、人手や時間、そして当然お金もかかります。
またAVの撮影日までには監督をはじめとしてメーカーのスタッフたちが大勢準備に終われますし、スタジオの予約などもされているので、こちらもお金がかかっています。
こういうことを考えてみると、確かにAVデビューの中止やAV撮影の当日キャンセルなどは、高額な違約金を請求されてしまう気がするかもしれませんね。
では実際のところ、本当に違約金を請求されてしまうのでしょうか?
今回はAVに出演する際には女の子の誰もが気になるであろう、この違約金の問題について説明します。
AVデビューを急に止めてもプロダクションから違約金を請求されることはないし請求されても支払う必要はない
AVデビューが決まったとき、ほとんどの女の子は「本当にこのままAVデビューして良いのかな?」と不安になるでしょう。
これは自分から「AV女優になりたい!」とAV業界に飛び込んできた女の子の場合でも同じこと。
「本当に自分がAV女優として活動していけるのかな……?」「知り合いに出演がバレちゃったらどうしよう……?」など、さまざまな心配が浮かんできてしまうものです。
真剣に悩んだ結果として「やっぱりAV出演は止めておこう」と考える女の子がいても、仕方がない部分はありますね。
しかしそういったケースでも「高額な違約金を請求されてしまうのでは?」なんて不安になって、AVデビューの中止をお願いできない女の子もいるかもしれません。
実際にAVの出演強要が問題になった時期には「AVの出演中止やプロダクションとの契約解除を申し出たところ、違約金を請求されて出演せざるを得なかった」なんて女の子からの被害報告がありました。
インターネットなどで調べてみると、こういった話がすぐに出てきますので、心配になってしまう女の子も多いのではないでしょうか。
①現在では出演中止を申し出て違約金を請求されるケースはまずない
以前は確かにAVの出演中止を申し出たところ、違約金を請求されてしまったケースは存在していたかもしれません。
しかしそういったプロダクションは当時もごく一部であり、特に現在では違約金を請求するようなプロダクションはまず存在しない、と考えて良いでしょう。
AVの出演強要が大きな社会問題となった結果、AV業界はメーカーやプロダクションなど、全体で違約金の請求のようなブラックな部分は徹底的になくすように、浄化が進んできたと言えます。
AV人権倫理機構のような団体もできましたし、女の子が出演強要の被害に遭わないように支援してくれる団体もあって、弁護士などにも相談しやすい環境が整えられています。
なによりもメーカーがコンプライアンスを重視するようになって、問題のあるプロダクションとの仕事は避ける傾向にありますので、現在さまざまなメーカーに所属するAV女優さんが出演しているようなプロダクションは、違約金を請求するようなことはしないと言えるのです。
②裁判でも違約金の支払いは認められていない
実際にプロダクションがAV出演を拒否した女の子に対して、損害賠償を請求したケースもあります。
しかしこちらは裁判所でプロダクションの請求が棄却されていて、女の子に対する損害賠償の支払い義務はない、との判決が出ています。
こういったことから考えても、今後も女の子に対してプロダクションが損害賠償や違約金を請求するような裁判はまず起きない状況となっている点は、知っておいて良いでしょう。
ただしもちろん、どんな状況での違約金請求でも棄却されるわけではありません。
誰の目から見ても女の子のほうに否があるような場合は、請求が認められる可能性はありますので、誤解はしないほうが良いでしょうね。
③簡単にAVデビューは決めないほうが良い
違約金の請求はまずない、と言っても、実際に急遽AVデビューが中止となったら、大勢の人に迷惑がかかるのも事実ではあります。
ですのでAVデビューする前には、真剣な気持ちで「本当にAVデビューしても良いのか」を考えるべきです。
もし少しでも不安があるのであれば、AVデビューはその不安な気持ちがなくなるまでは待ってみる、ということも必要でしょう。
急な体調不良などで撮影に行けない場合もAV女優さんに違約金などは請求されない
こちらはもうすでにAV女優さんとして活躍している場合です。
人間である以上、急な体調不良に襲われる、なんて可能性はゼロではありません。
そんな日にAVの撮影やイベントなどの予定が入っている場合、急なキャンセルをすると「違約金など請求されたらどうしよう」と不安になってしまうかもしれませんね。
でも心配は無用、急なキャンセルでも違約金などは請求されるケースはまずありません。
①どうしてもムリな場合はメーカーはキャンセルを認めてくれる
「体調不良でどうしても動けない」などといった場合は、連絡すればメーカーはその日の撮影はキャンセルし、後日再撮影をセッティングしてくれる場合がほとんどです。
もちろん再撮影となったら時間もお金も予定以上にかかってしまいますが、メーカーからすれば体調不良でフラフラな状態で撮影するよりも、後日コンディションバッチリの女の子を撮影したほうが良い作品ができあがる、と承知しているためです。
撮影ではなくイベントの場合は、メーカーやスタッフだけでなく来場予定のお客さんのことも気になるかもしれませんが、そちらも「体調不良ならしかたない」と考えてくれる人がほとんどです。
そもそもメーカーもファンのお客さんも、AV女優さんが体調不良、となると「ムリしないで良いよ」と言ってくれる人たちが多くいます。
もちろん厳しい声もあるかもしれませんが、どうしてもムリなときはお休みをもらって、そのぶんを後日お返しするつもりで頑張りましょう。
②再撮影やイベントの再開催となったらちゃんとお礼とお詫びは言おう
AVの再撮影やイベントの再開催となった場合、スタッフやファンには簡単にお礼とお詫びの言葉を伝えましょう。
実際問題として、急な撮影やイベントのキャンセルは大勢の人に迷惑をかけてしまうものです。
そんなときに「この前はごめんなさい、ありがとうございます」をしっかりと伝えれば、全員スッキリした気持ちで新しく撮影やイベントに臨めます。
こういった細かい気遣いができるAV女優さんになりたいものですね。
まとめ
AVの急な出演中止や再撮影となっても、プロダクションやメーカーからAV女優さんに対して違約金が求められるようなことはありません。
でもだからと言って、軽い気持ちで出演中止や再撮影を決めてしまうのはオススメしません。
もちろん「聞いていた話と違う」などといった場合はデビューを中止しても良いですし、最優先されるのは女の子の意志ですから「どうしてもムリ!」となってしまったときは仕方がないでしょう。
そういったときもトラブルなどなく、円滑にデビュー中止ができるように、女の子としても所属するプロダクションはしっかりと調べて選ぶべきです。
AV人権倫理機構の会員である「日本プロダクション協会」や「第二プロダクション協会」に加盟しているプロダクションを選んだり、大勢の女の子が人気AV女優さんとして活躍しているプロダクションを選んだり、選び方はいろいろあります。
そしてなによりも、プロダクションのスタッフがなんでも相談できるような人たちかどうか、自分の目で見てチェックしてみるのも大事なこと。
AVデビュー前には不安な点も多いでしょうが、それを乗り越えて人気AV女優さんとして活躍できるように、プロダクションやメーカーと一緒に頑張っていきましょう!
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