AVのインターネット販売が主流になってAV女優さんにはどんな影響があった?そのメリットとデメリットをご紹介

現在では、AVの販売方法は「店舗でのDVD(またはBlu-ray)販売」か「インターネットの販売サイトでのダウンロード(ストリーミング)販売」、この2つが主流となってきています。

 

しかし現実的に考えて、今後はますます実店舗でのDVD販売よりも、インターネットを利用した販売がメインとなっていくでしょう。

 

実際AVメーカーのなかには、AVはDVDで販売せずにインターネットでの販売、配信のみとしているメーカーも登場してきています。

 

DVDではなくインターネットのみでの販売となれば、DVDのプレス代やジャケットの印刷代、さらに店舗への輸送費や在庫を置く倉庫代などが不要になるわけですから、メーカーにとってはかなりメリットがある販売方法、とも言えるでしょう。

 

しかしこのAVのインターネット販売、メーカーだけではなく、AV女優さんたちにもかなりの影響を及ぼしているのです。

 

今回は、AVのインターネット販売が主流になることで、AV女優さんたちにどのようなメリット・デメリットがあったのかをご紹介します。

 

知名度の低いAV女優さんが発掘されやすくなったのがAVのインターネット販売のメリット

AVは以前、お店でこっそり買うものでした。

 

「AVを買うのは恥ずかしいこと」というイメージが強く、よくAVを購入、視聴している人でも、そのことを周囲の人たちにあえてアピールするようなことはなかったわけです。

 

しかしAVのインターネット販売が当たり前のことになると、その状況が変わります。

 

「世の中にはAVを購入している人がこんなにもいる」という事実が見えやすくなり、また匿名で「自分はこんなAVを買ったよ!」などとアピールすることができるようになったわけですね。

 

その結果、AV女優さんへのメリットとして次の2点が生まれました。

 

①知名度の低いAV女優さんが発掘されやすくなった

 

AVのインターネット販売サイトでは、実店舗でDVDを買うときにはなかなか得られない2つの良い点があります。

 

まずは「どんな作品のサンプル画像、動画も見られる」点。

 

もちろんメーカー側が用意していない場合は見られませんが、ほとんどの場合、10枚ほどのサンプル画像と1分弱のサンプル動画が用意されていて、すぐ見られるようになっています。

 

そのためジャケットだけでなく、中身を見て女の子のかわいらしさや好みのプレイか、などを確認できるわけですね。

 

続いて「他の人のレビューが読める」点。

 

自分と同じファンの立場で、AVについてのレビューが見られるので、買い物の際の参考になります。

 

またこのサンプル画像や動画、そしてレビューによって「この子、有名じゃないけどかわいいよ!」といったAV女優さんに関する情報が、ファンのなかで共有できるようになったのです。

 

その結果、まったく無名の企画女優さんが大人気になるなど、埋もれていたAV女優さんが発掘されやすくなりました。

 

②「企画女優」「キカタン女優」「単体女優」の分類が厳密ではなくなった

 

現在では企画女優さんからキカタン女優さんに、キカタン女優さんから単体女優さんに、という流れは珍しくありません。

 

しかし昔は、その逆はあってもこういった「上へ行く」ケースはほとんど見られませんでした。

 

この流れが生まれたのは、先にも説明した「無名の女優さんが発掘されやすくなった」のにも関連します。

 

インターネットによる口コミなどが広まれば、人気と実力がある女優さんはより売り上げがアップしやすくなり、そこに目を付けたメーカーからより好条件での出演を打診されるようになるわけです。

 

その結果、キカタン女優さんからメーカー専属の単体女優さんに、などのケースも増えたわけですね。

 

逆に言えば、より実力がある女優さんが売れるわけですから、競争社会としては激しさが増した、と言えるでしょう。

 

インターネット販売が主流になると違法アップロードなどのデメリットもある

AVのインターネット販売にあるのは、メリットだけではありません。

 

当然デメリットもありますので、AV業界で働くのであれば知っておくべきでしょう。

 

①違法アップロードなどで売り上げが下がる

 

インターネット上のサイトで、デジタルデータの形でAVを販売するということは、簡単に違法アップロードがされる可能性が高まる、ということでもあります。

 

もちろんDVDからでも違法アップロードはできますので、インターネット販売が悪いわけではありませんが、より簡単になってしまったという面はあるでしょう。

 

AVが違法アップロードされてしまえば、AVメーカーには正規の売り上げが入らなくなります。

 

そうすればAVの制作費も圧迫されてしまうわけですから、自然とAV女優さんへ支払われる出演料にも影響が出ているのです。

 

特にAVの売り上げが下がり続ければ、より少ない製作費でたくさんの作品を発売しなければならなくなります。

 

そうなると、AV女優さんの出演料もさらに下がってしまうわけですから、その影響はとてつもなく大きい、と言えるでしょう。

 

②AVがさまざまな人の目に触れやすくなるため身バレの危険度が上がる

 

AV女優さんは、できるだけ家族や知り合いなどに知られずに活動したいと考えている場合が多いですよね。

 

そのために「パブ」というものが決められていて、テレビや新聞などにも顔出しOKでさまざまな活動をしている女の子や、雑誌などにも顔を出さずにAVにだけ出演している女の子など、いろいろな働き方ができるようになっています。

 

しかしAVがインターネットで販売されるようになると、誰でも見られるインターネットサイト上に自分が出演したAVが掲載されるわけですから、家族や知人がそのAVを見て身バレする可能性は上がってしまいます。

 

だからと言って「インターネットNG」にはまずできません。

 

インターネット上の販売サイトでのAVの販売が主流になっている以上、インターネットNGは「AVをお店に置かない」のと同じになってしまうためです。

 

AVをお店に置けないAV女優さんの撮影をしたい、なんてメーカーもいませんので、AV女優さんとして活動するならばインターネットはどうしても必要、と言えます。

 

③一度インターネットに上がったAVは消去が難しい

 

違法アップロードの問題は、一度インターネットに上がったAVは完全に消去するのがまず不可能、という問題も含んでいます。

 

メーカーの公式サイトや、FANZAで販売されているAVは、女優さんが申請すれば消去できます。

 

もちろん一度お客さんの手に渡ったAVの回収はできませんが、それ以上AVが世の中に出回るのはそこでストップできるわけですね。

 

インターネット上に違法アップロードされてしまうと、さらにさまざまな場所でコピーされてしまい、無数に増えてしまうわけですから、完全に消去するのは不可能なんです。

 

まとめ

AVのインターネット販売は、今後もさらに拡大していくでしょう。

実際にDVDを販売する店舗はますます少なくなり、多くの人がインターネットを通じてAVを購入するようになっていくはずです。

もちろん、インターネットにはデメリットも存在しています。

特に違法アップロードの問題などは、解決に向けてメーカーなどもさまざまな取り組みをおこなっていますが、有効な対策は難しいのが現実です。

インターネットにはなかなか難しい問題も存在していますが、AV女優さんとして活動するならインターネットの利用は必須です。

AVのインターネット販売、それに加えてインターネットの利用自体のメリット・デメリットを把握して、うまく活用するのが今後のAV女優さんの活動には重要ですよ!

 

AVデビュー前には不安な点も多いでしょうが、それを乗り越えて人気AV女優さんとして活躍できるように、プロダクションやメーカーと一緒に頑張っていきましょう!

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