AVを制作するスタッフのひとり「プロデューサー」とはどんなお仕事をしている人?
AVには出演する側として、AV女優さんとAV男優さんがいます。
そしてAVを制作するスタッフさん側には、AV監督さんやADさん、そしてメイクさんやスタイリストさんといった人がいますね。
これらのスタッフさんたちは、撮影現場で直接お仕事をするため、AV女優さんとしても頻繁に顔を合わせるケースが多くなるでしょう。
しかしAVを制作するスタッフさんの側には、ほかにも重要なポジションを担っているスタッフさんがいます。
それが「プロデューサー」さんです。
その存在は聞いたことがあるかもしれませんが、プロデューサーさんはAV女優さんによってはあまり顔を合わせる機会がない存在でもあります。
そのため、プロデューサーさんの存在は知っていても、実際にプロデューサーさんがどのようなお仕事をしているのか、くわしくは知らない、というAV女優さんもいるのではないでしょうか。
AV女優さんとしてお仕事をするのであれば、プロデューサーさんというものがどのような存在で、どういったお仕事をしているのかも知っておく必要があるでしょう。
今回は、そんなプロデューサーさんについて、ご紹介します。
AVのプロデューサーさんのお仕事とは?人気シリーズや作品を作り出す大切な存在!
プロデューサー、という存在は、AVの世界だけに存在しているものではありません。
テレビやラジオなどの番組制作の世界でも存在していますし、アイドルユニットなどでも「プロデューサー」という存在が話題になるケースも多くありますよね。
簡単に言えばプロデューサーとは、プロデュースする番組やユニットなどの方向性を決定して、成功させるための責任を持つ立場にある人、と言えます。
AV業界で言えば、どんな内容のAVを撮影するか方向性を決めて、出演者さんのキャスティングや制作費の管理などの重要な役割を担当しているのがプロデューサーさん、と考えて良いでしょう。
①AVのプロデューサーさんはAVメーカーさんの社員であるケースが多い
AV業界では、スタッフさんはAVメーカーさんの社員である場合と、フリーランスである場合のどちらかが多くなります。
ADさんで言えば、フリーランスの場合もありますが、AVメーカーさんの若手社員として「将来のAV監督さん」を目指している人が多いでしょう。
逆にAV監督さんの場合は、社員としてメーカーさんに所属している人もいますが、独立してフリーランスのAV監督さんとして、さまざまなAVメーカーさんで撮影をしている人もたくさんいます。
一方、プロデューサーさんは、多くがAVメーカーさんに所属する社員であるケースが多いでしょう。
AVを撮影するためは、AVメーカーさんがその制作費を出すものですし、できあがったAVの著作権などはAVメーカーさんが管理するものですから、制作費や作品全体に責任を持つプロデューサーさんは、そのメーカーさんの社員であるほうが、なにかとお仕事がやりやすくなるわけですね。
②プロデューサーさんはAVの新企画やシリーズを立ち上げる立場
AV業界のプロデューサーさんは、AVの新企画を考えたり、新しいシリーズを立ち上げる立場にあります。
どんなに人気がある企画でも、長く続けていればだんだんと人気が落ちてきてしまうのは仕方がないことです。
そのため、プロデューサーさんは売り上げをアップさせるために、常に新企画や新シリーズを考えているわけですね。
AV監督さんは、自分が監督する1本のAVを売れるものにするのに力を注ぎますが、プロデューサーさんは1本だけでなく、それ以外の作品も売れるように全体を見ている存在と言えるんです。
③AVにどのAV女優さんをキャスティングするかを決める
自分が担当するAVに、どのAV女優さんをキャスティングするかを決めるのも、プロデューサーさんの仕事です。
どんなに人気があるAV女優さんでも「この企画には合わない」と感じたらキャスティングからは外しますし、逆に「この女の子がピッタリだ!」と考えたら無名のAV女優さんでもキャスティングする、そういう強い権限がプロデューサーさんにはあります。
なかにはAV監督さんと一緒にキャスティングを考える、というプロデューサーさんもいますが、ほとんどの場合は最終決定するのはプロデューサーさんとなります。
AVのプロデューサーさんと知り合うメリットは?
AVのプロデューサーさんは、数多くのAVを担当しているため撮影現場には来られない場合も多くなります。
とは言っても、メーカー専属のAV女優さんはメーカーさんに足を運ぶ機会も多いですし、担当プロデューサーが付くので、親しくなる機会も多いでしょう。
また人気キカタン女優さんなども、同じメーカーの作品に出演する機会が多くなれば、自然とプロデューサーさんと知り合えます。
ではプロデューサーさんと知り合うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
①お仕事をもらいやすくなる
プロデューサーさんは、自分が担当するAVへの出演者を決める権限を持っています。
そのため知り合って自分の存在を知ってもらうことで、プロデューサーさんに「この企画には、あの子が合うかも」と考えてもらえるようになり、お仕事がもらいやすくなるんです。
もちろんイメージに合わなければキャスティングしてもらえませんが、まったく存在を知られていないよりはチャンスの幅は大きく拡がる、と言えるでしょう。
②プロデューサーさんと話をすることで業界の動きがわかりやすくなる
プロデューサーさんは、新企画や新シリーズを考える立場ですので、どんなAVが人気で、どういうタイプのAV女優さんが注目されるのかを常にチェックしています。
またAV以外のアダルトネタや、一般的な社会事象や流行などにもくわしくなければ、企画を考えられないですし、他のメーカーさんでどういった作品が発売されているのか、なども調べています。
そのため、プロデューサーさんと話をすることで、AV業界の動きやどういったものが人気なのかがわかりやすくなります。
それらの点がわかれば、自分がAV女優さんとしてどう活動していけば人気が出るのかのヒントにもなりますので、参考になるでしょう。
AV女優さんからプロデューサーさんへの転身もあり!
現役のAV女優さんを引退したあと、どういった活動をするかはAV女優さんによって考え方が違います。
もしAV業界でのお仕事を考えているのであれば、プロデューサーさんへの転身も視野に入れてみると良いかもしれません。
もちろん、元AV女優さんだったからと言って、簡単にできるようなお仕事ではありませんが、自分でもAVに出演していた経験を活かしてさまざまな企画などを考えられる可能性はあります。
またAV女優さんの場合、現役中にもファッションやメイク道具などをプロデュースする機会が得られる場合もあります。
そういった経験を活かして、新しいAVを作り上げるチャレンジをするのもアリでしょう。
まとめ
AVのプロデューサーさんは、AV監督さんほど目立つ存在ではありませんが、AVを制作するうえで非常に大事なポジションです。
単純にAV業界にくわしいだけではなく、一般的に流行している事柄についても良く知っていますので、親しくなれば自分のAV女優さんとしてのキャリアにもプラスになる部分が大きいでしょう。
もちろんお仕事の幅が拡がる可能性もありますので、機会があったらAVメーカーのプロデューサーさんとは積極的に知り合っていくべきですね。
プロダクションのマネージャーは、さまざまなAVメーカーのプロデューサーさんとはキャスティングに関して「する」「される」立場で顔見知りですので、希望すれば紹介してもらえる機会がもらえるはずです。
また、将来的にAV女優さんとして引退した際には、プロデューサーさんへの転身もアリです。
もし転身を考えているのであれば、現役中からさまざまな勉強をして、AVメーカーさんとも親しくおくと、チャンスが増えるはずですよ!