AV女優さんにとって「演技力」は必要ないって本当?実際にはある程度の演技力はあったほうが良い理由とは

AV女優さんにとって「演技力」は必要ないって本当?実際にはある程度の演技力はあったほうが良い理由とは

AV女優さんの話題になると、こんな発言がされる場合があります。

「AV女優さんは、AVを見る男性を興奮させる魅力があれば大丈夫だから、演技力はなくてもOK」

つまりAV女優さんにとって大切なのは、ルックスやスタイルの良さであって、演技力は重要ではない、という意見ですね。

こういった意見は演技力に自信がない女の子にとってはありがたい話かもしれませんが、しかし実際にはAV女優さんも「まったく演技ができなくてもOK」なわけではありません。

AV女優さんもある程度は演技ができたほうが、AV女優さんとしての人気度を高め、活動の範囲を拡げていくうえでは重要になるのです。

ではなぜAV女優さんもある程度の演技力を持っていたほうが良いのか、その理由を解説していきましょう。

AV女優さんの演技力が必要なのは「魅せるセックス」をする必要があるため

AV女優さんにとって演技力が必要、と言っても、本職の俳優さんレベルで演技が必要なわけではありません。

ほとんどのAV女優さんは演技経験などはないままにAV女優さんとしてデビューするわけですし、本格的な演技力を持っているなんて、それこそ「元芸能人」レベルの話になってしまいます。

そういう意味では、AV女優さんに必要なのは「演技力」というよりも「魅せる力」と言えるかもしれませんね。

では具体的に、どういった場面でAV女優さんの「演技力」または「魅せる力」は発揮されるのか、ご紹介していきます。

①AVを見ている人を違和感なくAVの世界に引き込むため

AVは、いきなり全裸の男女が登場してセックスを始める、というものではありません。

なかにはそういったジャンルのAVもありますが、ほとんどの場合は「設定」が存在しています。

その代表的なジャンルが「ドラマAV」でしょう。

ドラマAVにはストーリーがあって、AV女優さんや男優さんがそのストーリーに合った役柄を演じる必要があります。

そのうえで、ストーリーに応じて「セックス」が存在するわけですから、演技が不自然だとストーリーはもちろん、セックスそのものにも集中できなくなってしまうわけですね。

ドラマAVに出演するならば、少なくとも「棒読みまる出し」みたいな演技力ではツラいものがある、と言えるでしょう。

②撮影するセックスを自然な流れで見せるため

AVでのセックスは、AV女優さんも男優さんも本能のままにセックスをおこなっている……と考えているピュアなAVファンもゼロではありませんが、実際にはそうではありません。

どんなプレイをして、どんな体位で挿入して、どう体位を変えていって、どうフィニッシュするか……これらすべてが台本で決められていることがほとんどです。

特に現在では、AVで撮影するプレイについてはすべてAV女優さんの確認・了承が必要ですから、余計に台本どおりのセックスをしなければならない状況と言えます。

でも頭の中で「次は何をして、この体位で挿入して……」なんて考えていたら、自然なセックスの撮影ができないのは当然ですよね。

しかもカメラアングルの変更や、監督さんの指示を聞くために途中でセックスが中断される場合も多いわけですから、常に本気で感じ続けていることもできないわけです。

このようななかでも、カメラが回ればちゃんと「自然な流れでセックスをして、本気で感じている」ように見せなければならないわけですから、演技力がなくてもOK、とはとてもではありませんが言えないわけです。

③ひとつひとつのプレイをより魅力的に見せるため

AVの撮影で大切なことは、さまざまな制約があるなかで自然なセックスを見せること、そしてひとつひとつのプレイをよりエロく見せることです。

たとえばフェラシーンひとつとっても、ただワンパターンに舐めてしゃぶっているだけでは、見ている人の興奮度はイマイチ高まらないでしょう。

緩急をつけたり、ジュポジュポとわざと激しく音を立ててしゃぶったりするのも、演技力のなかに含まれるのです。

さらに「フェラしているだけで、感じちゃった」といったように、目つきをトロンとさせたり、頬を上気させて息づかいを激しくしたり、などの工夫をするのも、AVにおける立派な演技のひとつと言えます。

また挿入中にあえてカメラに色っぽい視線を送る、派手に身体をくねらせて感じている様子をアピールするなども、演技力がなければできることではありません。

ときどき「本気で感じて素に戻っちゃいました」なんて女優さんのコメントがあるケースがありますが、逆に言えば「普段はけっこうな割合で意識して演技している」ということになります。

こういったことを考えると、やっぱりAV女優さんにとってもある程度の演技力はあったほうが望ましい、という結論に達せざるを得ないわけですね。

AV女優さんが演技力を高めるためにできるトレーニングにはどんなものがある?

「AV女優さんにも演技力が必要」な理由は納得していただけたでしょうか。

もしかしたら「でも、これまでに演技なんてしたこともないし……」と心配になるかもしれませんが、そこで自信を失ってしまう必要はありません。

けっして本格的な演技力が必要なわけではありませんから、ちょっと意識をすれば「魅せられるAV女優さん」になることも難しいことではないのです。

ではAV女優さんは演技力をつけるため、具体的にどのようなトレーニングをおこなっているのでしょうか?

①他のAVを見て演技のマネをする

ドラマ作品などで特定の役を演じる場合は、参考資料として「同じような役柄の女性」が登場するAVを参考にして、どういう演技をすれば良いのかを学ぶと良いでしょう。

ドラマや映画を見て学ぶのもアリですが、AVの場合はよりわかりやすくするため、多少誇張した感じで役を演じる傾向があります。

そのため、AVを参考にしたほうが、より「らしい」演技ができるでしょう。

②演技力が高いと言われるAV女優さんのAVを参考にする

AV女優さんのなかには「演技力が高い」「色っぽい」と、ファンから評判が高い人がいるものです。

そういったAV女優さんのAVを見て、セックスの魅せ方を学ぶのは非常に勉強になります。

またプレイのひとつひとつについて学びたいのであれば「この女優さんのフェラは絶品!」「騎乗位と言えばこの人!」といった情報を参考にして、AVをチェックすると良いでしょう。

「他の女優さんのマネばっかりしてるのもちょっと……」と思うかもしれませんが、自分なりの魅力を出したければまずは基本的な魅せ方を学んでからにしたほうが良いです。

③オナニーなどをしながら実際に自分の色っぽい表情や身体の見せ方を研究する

自分がより美しく、魅力的に見られるようにするためには、実際に自分がどのような表情で感じ、どういう反応を身体が示しているのかを知らなければなりません。

そこでオナニーなどで、実際に自分が感じている姿を鏡で見てチェックするのも有効になります。

はっきり言って、自分がオナニーをしている姿を鏡で見るなんて恥ずかしいと思うかもしれませんが、感じているときに自然と魅力的な表情や身体の見せ方ができるようになるには、非常に有効な方法ですので、恥ずかしがらずにチャレンジしてみてください。

まとめ

AV女優さんにとって、演技力はけっして不要なものではありません。

むしろ自分をより魅力的に見せ、AV女優さんとしての人気を高めるためにはある程度の演技力は必要不可欠、と言えるでしょう。

もっと言えば、演技ができないAV女優さんには、メーカーさんも出演してもらう作品選びに困ってしまう場合がありますので、お仕事が減ってしまう可能性が高くなってしまいます。

さまざまなジャンルのAVにチャレンジし、活動の幅を拡げるためにも、ぜひ演技力のアップを意識してみてください!