AV女優になっても稼げない場合とは?稼げないケースやAV女優のギャラ事情をご紹介
AV女優になる理由は、女の子によってそれぞれです。
「人気者になりたい」「自分の存在をみんなに知ってもらいたい」など、自己承認欲求を満たしたいとの思いから、または「歌手や俳優など自分の夢をかなえる第一歩にしたい」など、自分の未来のためにAV女優の道を踏み出す場合もあります。
「とにかくセックスが好きなので、セックスを仕事にしたい!」なんて理由も、AV女優として活動を始める立派な理由と言えるでしょう。
またAV女優になる理由として、大きなものに「高収入が得られる」点があるのも間違いありません。
「将来の夢のための資金にしたい」「遊びに使いたい」「借金を返したい」など、高収入を求める理由もさまざまでしょうが、AVをはじめとする「性産業=高収入」のイメージは、これまでずっと保たれ続けていました。
逆に言えば、一定のリスクもある「自分の性的な姿を世の中に晒す」行為をおこなうわけですから、高収入でなければメリットが少ない、とも考えられるわけですね。
しかし実際のところ、AV女優としてデビューしたにも関わらず、思うように稼げない女の子がいるのも現実的な話です。
ではAV女優が思ったように稼げないパターンにはどういったものがあるのか、現在のAV業界のギャラ事情はどのようになってきているのかも含めて、ご紹介していきます。
AV女優が稼げない場合とは?AV女優も積極的に自分の名前を売っていかなければならない時代に!
まずAV女優が稼げない場合には、どのようなケースがあるかを考えてみましょう。
①企画女優として活動している場合
まずAV女優には「単体女優」「キカタン女優」「企画女優」の3つのタイプがあるのは、広く知られているでしょう。
単体女優については、メーカーの専属であらかじめ撮影本数や出演料などが決められているため、収入は個人差はありますが「高め安定」と言えます。
キカタン女優は、単純にどのくらいのAVに出演できるかが収入に直結しますので、収入の個人差は大きくなりますが、場合によっては単体女優よりも稼ぐ女の子も出てくるほどです。
その点で収入的に厳しくなるのは、企画女優でしょう。
企画女優はそもそも出演料が高くない点に加え、人数が多く出演本数もなかなか確保できない場合が多くなります。
そのため「AV女優なのに、アルバイトをしなければ生活ができない」「AV女優はあくまでも、副業として副収入を得るためにやっている」タイプが企画女優には多いです。
なかなか「企画女優1本で食べていく」のは、厳しいと言わざるを得ないでしょう。
②AVメーカー側にもなかなか新しい企画女優に仕事を振りにくい状況となっている
企画女優が厳しいのは、出演料の安さや出演本数の少なさだけではありません。
そもそも現状として、AVメーカー側がこれまで付き合いがない企画女優に新しくお仕事を振りにくくなっている、といった現状があります。
新人のAV女優を出演させる際、メーカー側はどうしても「やっぱり止めた」と言われてAVを発売できなくなるリスクを考えてしまいます。
とくに企画女優は1本のAVに何人も出演するケースが多いため、販売停止申請がされるケースが出演AV女優の人数だけ増加する、と言えるのです。
そのためある程度、AVへの出演実績があって販売停止申請をおこなう可能性が低い企画女優を中心に、AVメーカーはオファーをする場合が多くなりますので、新人の企画女優はさらにお仕事を得るのが難しくなっているわけですね。
③自分からAV女優としての名前を売っていかなければ高収入が得られにくい時代になった
AV業界は、現在はもう昔のように「AVを撮影すればある程度売れる」なんて時代ではありません。
月々のAVの発売本数も増えているため、ファンから興味を持たれないAVは制作しても売り上げが伸びず、赤字となってしまいます。
そんななか、ファンがAVを購入する決め手となるのが、AVの内容と出演AV女優です。
無名のAV女優が出演している作品よりも、名前が知られているAV女優が出演している作品のほうが注目を浴びるのは、間違いありません。
そのためAV女優はできるだけ、自分の名前を多くの人に知ってもらえるように売り出す努力をするのですが、企画女優の場合はそれが難しくなります。
企画女優が高収入を得にくいのは、そこも大きな原因となっているんです。
AV業界では出演料の低下が起きている!AV女優が自分自身でさまざまな工夫をしなければならない時代に
企画女優に稼げないAV女優が多いのは確かですが、だからと言って単体女優やキカタン女優なら安泰、とも言えません。
なぜならば、現在はAV女優の出演料自体が、全体的に安くなってきている傾向が見られるためです。
○AV制作本数の増加による制作費の減少の影響
AV業界は、制作されるAVの本数が全体的に増加しています。
ユーザーの性癖やフェチが細分化された結果、発売されるAVのジャンルも細かくなってきて1本1本のターゲットが狭くなり、そのぶんさまざまなAVを制作しなければならなくなったのが理由のひとつです。
またAV全体の売り上げが落ちている傾向もあるため、それをカバーするためにさまざまなAVを数多く作る必要があるのも、AVの発売本数が増えた理由ですね。
ただしAVの発売本数が増えると、当然ですが1本1本の制作費が削られることになります。
その結果として、AV女優の出演料も削られるケースが出てくるわけですね。
○AV女優自身も自分の出演作品が売れるように工夫が必要
出演料の低下が起きている、と言っても、すべてのAV女優が出演料の低下の影響を受けているわけではありません。
AVメーカーとしても、AVの売り上げに貢献してくれるAV女優であれば、しっかりそのぶんを出演料に反映させてくれます。
それには、AV女優自身が自分の出演AVが売れるように、工夫をしなければなりません。
出演AVをSNSで宣伝するのは当然として、自分自身がファンからの注目を浴びられるように自分をアピールしなければならないわけですね。
「かわいい女の子がセックスをしていればAVは売れる」なんて時代ではありませんので、AV女優が自分自身でファンを増やし、AVの販売数に貢献できるようになる必要があるのです。
○AV女優が自由に働ける環境が整えられたぶん自分の責任も増した
AV女優は以前は「商品」として、所属しているプロダクションや契約しているAVメーカーからある程度「縛られている」とも言えました。
売り出す方法や活動方針などが決められており、AV女優が自由に活動する、というのは難しい状況だったのです。
その点、現在のAV女優はかなり自由に、自分のやりたいことの主張や活動方針の決定ができるようになっています。
それ自体は歓迎すべき状況ではありますが、そのぶんAV女優ひとりひとりが、自分自身を「どうやって人気AV女優としての存在に押し上げるか」を、自分の責任で考えなければならない状況にもなりました。
自分の好きなように活動して人気が出れば良いでしょうが、世の中そううまくいくことばかりではありません。
売れるAV女優になるための、自分の責任が増した点は現在のAV女優にとって、難しい点とも言えるでしょう。
まとめ
AV女優として稼げるのは、しっかり自分自身で「自分がAV女優として人気になるにはどうしたら良いか」を考え、行動できる女の子です。
それができない女の子は、今後AV業界で高収入を得るのはどんどん難しくなってくる、と言わざるを得ないでしょう。
ただしもちろん、なんでもかんでも自分でやらなければならないわけではありません。
困ったときに相談するためにプロダクションのスタッフがいるわけですし、実際のAV業界の最前線で働いているAVメーカーのスタッフも、相談すればさまざまなアドバイスをしてくれるでしょう。
あくまでも自分のやりたいことや、AV女優としての活動方針を大切にしながら、相談するべき部分はしっかり相談するのが、これから稼げるAV女優となるためには大切なことと言えます。