デビュー前に知っておきたい基礎知識！AV女優の3つの分類「単体」「キカタン」「企画」はそれぞれどう違う？

AVに出演する女性は、全員が「AV女優」であることには間違いはありません。

 

しかし同じ「AV女優」でも、AV業界内では3つに分類されている、ということをAV女優としてデビューしたい女の子は基礎知識として知っておくべきです。

 

AV女優の分類とは「単体女優」「企画単体女優※業界ではキカタン」「企画女優」の3つです。

 

それぞれ仕事の内容や、プロダクションやメーカーからの扱い、さらに収入に至るまで違いがありますので、いざAVデビューしてから「想像していたAV女優生活と違う……」なんてことにならないように、自分がどの種類のAV女優として活動するのかをあらかじめイメージしておきましょう。

 

それでは「単体」「キカタン」「企画」それぞれについて、説明していきます。

 

「単体女優」はAV女優のトップランク！AV業界を代表するスターになれるかも!?

 

「単体女優」とは、AV女優のなかでもごく少数の存在、選ばれたトップランクのAV女優です。

 

さまざまなメーカーの作品に出演するのではなく、ひとつのメーカーと専属契約を結んで、そのメーカーの看板女優として活動することになります。

 

単体女優のAVは基本的に毎月1本、専属メーカーから発売されます。

 

出演料の相場は安くても1本5.60万円、高ければ100万円以上、女優によってはさらに高額になることも。

 

出演料の他に、メーカーとの専属契約料なども支払われるため、毎月1本の出演でも十分すぎるほどの収入は得られるでしょう。

 

AVは基本的に、どのようなプレイ内容か、どういったシチュエーションか、などといった企画内容をユーザーから重視されますが、単体女優はそういった企画内容ではなく、その女の子自身の魅力、名前で作品を売っていくことになります。

 

そのためプロダクションやメーカーは、単体女優としての知名度、人気を上げて売り上げを伸ばすために、活動を全面的にバックアップしてくれます。

 

握手会やサイン会といったファンとの交流イベントや、雑誌やWEBサイト、テレビなどといったメディアへの露出が増えるため、AV女優として輝きたい女の子にとっては最適な環境で活動できるでしょう。

 

ただし、いくら女の子が「単体女優になりたい！」と希望しても、そう簡単になれるものではありません。

 

ルックスの美しさや女性としてエロさを感じさせるスタイル、魅力的なキャラクターなど、数多くの女の子を見てきたAVメーカーのプロデューサーの面接を受けて「この子なら単体女優でイケる！」と思わせるものがなければ、単体女優として活動するのは難しいでしょう。

 

またAV女優としての知名度を上げることが最優先となるため、家族や友人、知人などにバレる可能性が高くなります。

 

「知り合いに知られず、こっそり活動したい……」と考えている女の子には、単体女優は不向きと言えますね。

 

さらに収入的には十分とは言えますが、出演本数がどうしても限られているために一気にドカン！と稼ぐのが難しいのも、デメリットと言える部分です。

 

「キカタン女優」として人気が出れば単体女優よりも稼げちゃう！

 

 

「キカタン女優」とは、正確には「企画単体女優」と呼ばれる分類であり、企画女優と単体女優のちょうど中間点にいる存在、と言えます。

 

単体女優とキカタン女優のもっとも大きな違いは、ひとつのメーカーと専属契約を結んでいるかどうか、という点です。

 

キカタン女優はどのメーカーとも専属契約を結んでいないため、単体女優と違ってどのメーカーのどの作品にも出演できます。

 

そのためキカタン女優として人気が出ると、自分の体力が許す限り毎月10本、20本と複数の作品に出演することが可能になります。

 

1本1本の出演料は単体女優よりは安くなりますが、作品に出演すればするほど出演料は増えていきますので、トータルで見ると単体女優より圧倒的に稼いでいる人気キカタン女優、というのも存在しているのです。

 

そのため、AV女優のなかには「単体女優になるより、キカタン女優として活動するほうが良い」と考えている女の子も数多くいるほど。

 

また出演本数が増えればそれだけユーザーの目に触れる機会も多くなり、単体女優以上に人気のあるキカタン女優もいて、そういった女の子はイベント出演やアイドル活動などの機会も多くなります。

 

AV女優として人気者になりたい、知名度を上げて活躍したい、という女の子にとっては、願望を叶えるチャンスと言えますね。

 

ただし単体女優と違って、キカタン女優は毎月の出演や専属契約料といった固定収入はありません。

 

キカタン女優として人気が出なければ、もちろん出演作品も少なくなってしまいますので、思うように稼げないこともあります。

 

また毎月の撮影本数が増えれば増えるほど、収入は上がりますが体力的な負担も大きくなります。

 

出演する作品の内容的にも、マニアックなフェチ作品やハードなSM作品などもこなせなければ、人気キカタン女優として活動するのは難しいかもしれません。

数多くの出演本数、さらにどのような内容でも対応できる、肉体的にも精神的にもタフさが求められるのがキカタン女優と言えます。

AV女優のほとんどが分類される「企画女優」で稼ぐなら出演本数が大事！

 

現在、AV女優として活動している女の子は1万人近くいる、と言われています。

 

そのなかで、先に説明してきた「単体女優」「キカタン女優」は全体から見たら1割程度。

 

残りの9割は、これから紹介する「企画女優」に分類されているのです。

 

「企画女優」とはその名からもわかるように、女の子の魅力ではなく作品の企画の魅力で売るAVに出演することがほとんど。

 

ナンパされる素人女性としての出演や、数人から数十人の女の子が出演するような大人数作品の一員としての出演が仕事の中心となるでしょう。

 

そのため作品ごとに出演者名が違ったり、パッケージや出演作品情報にAV女優名が掲載されないなど、AV女優としての扱いは単体女優、キカタン女優とは比べ物にならないほど低い、と感じる女性もいます。

 

出演料も1作品あたり10万円～20万円程度と抑えられていることが多いため、企画AV女優で稼ごうと思ったらとにかく出演本数を確保することが重要となります。

 

しかし出演本数が増えすぎると「あれ、この人、前に別の作品でも見た……」といったふうに知名度が中途半端に上がってしまい、素人女性役などをこなすのが難しくなる、といったジレンマもあるのが難しいところですね。

 

企画女優は人数も多く、そのなかで限られた出演枠を奪い合うことになってしまうので、企画女優としての活動だけで大きく稼ぐことは難しいでしょう。

 

しかしひとつひとつの現場の拘束時間は単体女優やキカタン女優に比べると圧倒的に短く、作品によっては1時間～2時間程度で終わることも。

 

プレイ内容も、作品によってはフェラのみ、手コキのみといった負担の少ないものだけのこともあります。

 

その分、出演料なども安くなりがちですが、こういった拘束時間の短さ、肉体的負担の少なさを活かして、あくまでもAV女優としての活動は副業としておこなっている企画女優が多くいるのが現実的な話です。

活躍次第ではキカタン女優から単体女優になることも？比較的流動化しつつあるAV女優の3分類

 

かつては「単体女優としてデビューした女の子が、専属契約を解除してキカタン女優になる」といったように、単体女優からキカタン女優に転身しても、その逆のパターンなどはほとんど見られませんでした。

 

しかし現在では、キカタン女優として人気が出た女の子が改めてメーカーと専属契約を結ぶケースも増えています。

 

また企画女優としてデビューした女の子が、そのかわいらしさやプレイのエロさから人気が出てキカタン女優として活躍するようになるケースなども増えており、かつてははっきりと分類されていた「単体」「キカタン」「企画」の3つの境界線が、現在では少しずつ流動化し、緩和されつつある、と言えるかもしれません。

 

とは言っても、AV女優がユーザーから支持され、人気者になれるかどうかは、その女の子の努力や頑張りにかかっていることがほとんどです。

 

自分をエロく見せることに勉強熱心だったり、痴女やM女などさまざまな設定をこなせる演技力を身に付けたり、誰にも負けないファンサービス精神でユーザーと交流したり。

 

今まで人気が出てきたAV女優たちは、全員何かしらの努力をしてきたと言って過言ではないでしょう。

 

逆に言えば、ルックスやスタイルで単体デビューしたとしても、本人が努力しなければまったく人気が出ず消えてしまう、という可能性もゼロではないということです。

 

自分がどのAV女優に分類されるかにこだわるよりも、どこに分類されても一生懸命努力ができる女の子こそ、人気AV女優として活躍できる要素を備えている女の子であると言えるわけですね。

 

これからAV女優としてデビューを目指している女の子には、ぜひともこのことを覚えておいてほしいです！